Kevin

永遠のこどもたちのKevinのレビュー・感想・評価

永遠のこどもたち(2007年製作の映画)
4.0
閉鎖された孤児院を買取り、新たに開業するためそこに移り込んだラウラ、そして夫のカルロスと彼女らの息子のシモン。
しかしそれからというもの、シモンには見えない何かが見えるようになっていた。
そんな不安がるラウラたちに追い討ちをかけるようにシモンが行方不明になる。
この孤児院にはどんな謎が隠されているのか...。

本作はホラーではありますが、単なるホラー作品ではありません。
もちろんドキッとするシーンもありホラーとしてでも面白いです。
それでいて感動もあります。

この題名を最初見た時には理解出来ませんでしたが、観終えるとやっと意味がわかりました。
切ない。
スペイン語なので原題と邦題の意味があってるかはわかりませんが、この題名は素晴らしいと思います。

人が普段マイナスに考えてしまうことを本作では、決してそのようには描いていません。
むしろプラスに描いていて、「そんな考え方もあるのか。」と感心してしまいます。
なのでラストは一見切ないように感じますが、心は幸せな気持ちで満たされました。
そして自然と涙がこぼれそうになりました。

ひと味違う、切なくも愛に溢れ、幸せな気分になれるホラーをお楽しみください。
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