ゴールドでできた仏具を相続対策で買う人が稀にいるけど、墓をゴールドで建てて、それを相続させられた人はどうしたらいいんだろね…という税金まけるためなら死ねると言わんばかりの執念というか狂気はよくわかるんだけど、何が彼をそうしたのかそのドラマの部分がまったく見えてこない。
今作は前作の宮本信子と山崎努のバットマンとジョーカーのような関係性に象徴されたようなドラマに欠ける印象。
宗教団体と税金問題は切っても切れない大問題で「悪い奴ほどよく眠る」じゃないけど、巨悪にまで到達しないラストとか、話も以前よりスケールアップしてて、複雑な構図を丁寧に且つ娯楽性も担保されててすごくよくできてるんだけど、なんだろ、「ゴッドファーザー パートⅢ」と同じ問題を抱えてる気がするんだよね。
しかし、前作といい、今作といい、あんなシェルター作ってまで脱税に命をかける案件ってどれくらいあるんだろ?笑