ビターチョコ

ヘル・レイザーのビターチョコのレビュー・感想・評価

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)
3.9
1987年のイギリス映画。
強烈なホラー映画。
クライヴ・バーカー(Clive Barker)の映画。
公開当時、世界観がすごく好きで期待して観た映画。

●あらすじ
快楽を求める男が、(目的の)謎のパズルボックスを手に入れて……。

怖くて、エロくて、臭ってきそうだった。主人公の女子高生(?)の家族が問題の家に引っ越してくるのだが、薄気味悪い家なので、「物好きだなァ」と思ったものだ。たしか父親の実家だったと思うが(?)。

もう30年以上前の映画だから、(私には)とても懐かしい映画。当時の自分を思い出してしまう。

さて、バーカー(1952年生)は、当時、容姿が良かった。計算すると30代半ばだ! 怖い画を描くイラストレーターで、ホラー小説家で、この映画が初監督作品。もちろん原案も彼で、脚本も担当。

パッケージで判るが、魔道士(セノバイト)たちのデザインが凄い!
日本のファンタジー漫画『ベルセルク』の作者からパク…オマージュを捧げられてる映画。漫画家、三浦建太郎氏の家には、この映画のDVDとブルーレイディスクがあるはずだ(テープも捨てずに有りそうだ)。

●余談
バーカーが書いたホラー小説「血の本シリーズ」を読んだことを覚えている。私は小説はめったに読まないし、ホラーを楽しむのは映画と漫画だけ。そのせいか、「血の本」を読んだ時のことは、よく覚えている。

たぶん、ホラー漫画家の伊藤潤二氏もこの映画が好きに違いない。

続編は「2」だけ観ようかな?
と思ったことがあったが、いまだに観ていない。ヒロインが同じだと思うが…。それから、続編がとても多いようだ。世界観が独特だし、タイトルが覚えやすいし、何より魔道士のビジュアルが強烈! なので、それで続編が多いのだろう。

YouTubeで続編「2」の予告を観たくなってきた! 暗くて狭い通路で、ヒロインが追いかけられるシーンは覚えている。