浅井拓馬TakumaAsai

PLANET OF THE APES 猿の惑星の浅井拓馬TakumaAsaiのネタバレレビュー・内容・結末

PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

リ・イマジネーション作品ということで色んな意味で別物の猿の惑星という感、お話としては展開が結構勢い任せで???て感じになる。

リックベイカーのスタジオによる凄まじい特殊メイクが堪能できることと、猿の特徴を活かした描写が多くそこに中世ヨーロッパの貴族描写的なニュアンスが楽しめることなどディティールは味わいがあるものの、全体像としてはやはりボヤンとしていて、急ピッチな制作だったと知ると納得だなと。
バートン作品的にはレオとアリにもっとフォーカスしたかったのかなーとか、スタジオ的?にはセード将軍、アター隊長、クラルあたりの確執なんかもっと盛り上げたかったのかなとか、映画にない部分をつい妄想して見てしまう。

映像的にはこれ以降だと猿たちはCGがメインの素材になっただろうし、ある意味ではこのタイミングで特殊メイクや美術のコストかけた猿の惑星を映像に残せたのはよかったのかなと思う。
宇宙ステーションのセット周りとかもとてもリッチ。
全米ライフル協会の会長だったチャールトン・ヘストンが銃の恐ろしさを説くというなんともな味わいのするシーンが印象的。