愛しのバートンフィルムなのに生まれて初めて観た。中途半端に手の込んでないオープニングクレジットのテンションがそのまま最後まで持続する。でもバートンのフィルモグラフィーの中で割と重要な一本だなと思った。
誰からも理解されない孤独の悲しみ、みたいなテーマから飛躍した「じゃあ別の異世界なら俺の存在も認められるんじゃね」映画になっていて、これが後のアリス・イン・ワンダーランドとかになっていくんだと思う。クライマックスのごちゃごちゃした乱闘もアリスのテンションと似てる。
そしてSF描写が最高だなあ。猿の惑星行ってからの世界観よりも序盤と終盤の宇宙船内のシーンがテンションあがる。ダニー・エルフマンのダサダサレトロSF音楽と絶妙にチープなマシン美術なあ、いいすなあ。文系脳で描かれる科学はいつだって最高!!