広島カップ

ブルー・ストリークの広島カップのレビュー・感想・評価

ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)
3.8
ただいま大谷&山本でホットな街L.A.が舞台の警察物作品で、しかも主人公がお喋りな黒人ということなので、1984年製作の傑作『ビバリーヒルズ・コップ』とどうしても比較して観てしまいますがコチラもなかなかに面白い。
ストーリーが凝っていて、本来が泥棒の主人公が警官になりすまして捕物を行うというもの。

顔から頭にかけてつまり首から上が全部ツルッツルの茹で卵のようなマーティン・ローレンスが、可愛いいまん丸お目目をクリックリさせて飛ばすギャグが面白い。窮地をスッとぼけてやり過ごす辺りはエディ・マーフィーとそっくりで、こうした作品ばかり観ているとL.A.の若い黒人は皆んなこうなのか?という誤解も生んでしまいそう。(多分私だけ)
こうしたアクションコメディをこなせる黒人男優で現在頑張っている人って誰だろうか?最近あまり見かけないなぁと考えてしまいます。黒人男優はシリアスな作品には結構ニューフェイスが出て来ていますが、こちら方面は絶滅危惧種ではないでしょうか?
エディ・マーフィー(63才)、クリス・タッカー(52才)、クリス・ロック(60才)そして本作のマーティンが現在59才です。皆んな全盛期にはツルッツルの茹で卵みたいに頑張っていましたが、今は30代40代のイキの良い後続が見当たりませんね。
山寺宏一が吹き替えをやったら似合いそうなこうした新人黒人男優が是非出て来て欲しいところです。
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