実在した麻薬王のお話。
あまり抗争らしい抗争もなく、学生ノリの延長で全ての規模が大きくなっていって…そして。。というお話。
野望は俺の能力を超えていた、お前は俺のハートだ、常に風を背に受け…など、良い台詞と、瞳で語れるジョニー・デップの好演が光る。
独特なライティングも、ジョージの孤独さなんかをうまく表していた気がする。
70〜80年代のアメリカのファッションやカルチャーが良く表現されていて、服装や髪型がカッチョ良いのが印象的であった。
でもそこそこボリュームもあったりする割に、グッと来たのはお父さんへのボイスレターのところくらいで、最後は切なさとやりきれなさが強く残った。
いや、でもそれが良いのかもしれないな。
コカインは1日に1.5gまで、ということも学べてタメになる一作。