矢吹

我が人生最悪の時の矢吹のレビュー・感想・評価

我が人生最悪の時(1994年製作の映画)
4.0
人間ゆっくり映画も見れなくなっちゃおしまいよね、悲しすぎるわ。

俺の名前は濱マイク。本名だ。

永瀬正敏さん、魅力地雷原。
ムーディーなハードボイルドでありながら、オトナ気ないやんちゃさが見え隠れ飛び出し潜りするのは、当然の理のまんまに、こんなところも、こんなタイミングも、こんな時でも、素敵なのかよ、が多すぎる。

ところどころで流れるジャズが最高で、もはや安心して見られる人間味あふれる不穏なストーリーが抜群で、モノクロの映像の雰囲気がたまらん上に、意味を持たせたあの、ニンゲンの証明。
今作、DVDで買って見ました。
この1部の予告編が冒頭にあって、ラストには2部の予告が入る。
映画館でやってるうちに行っときゃよかったぜ。濱マイク、人生最悪の時だけを、とりあえず見て、あとはあんなにかっこいい予告だけを知った上で、しばらく見ないのも、なんかいいかなとは、思ってる。いつか絶対見るけど。

映画館の二階に事務所を構える探偵。
エンディングが最高。
ここはロックなんだけど、半端じゃない哀愁。
めっちゃいい声の主は永瀬正敏。
作曲が、森山達也。
また、森山達也に出迎えられた。
この人、かっこいい場所にいっつもいるじゃん。

どう考えても見るしかないタイトルだのよ。
矢吹

矢吹