『God is pretty busy.』
(スコット役:ジーンハックマン)
面白かったなー。寒い時に神に祈っても家は暖かくならない。教会から外れた見解のせいで異動となってアフリカの僻地への道中だったスコット牧師。本人は島流しとは考えてなくて『自分のやり方で神を見つける自由を得た！』と喜んでいて、まさにこれからスコットさんは己の内にいる神(the part of God within me.)を探す旅へ向かうんだなと思わせてくれた。そしてそれは過酷な試練だった。神の嫌がらせのようにも見えるトラブルの連続に何かに取り憑かれたかのように突き進むスコットさんの姿はモーセのようにも見えた。
登場人物たちのキャラクターが活き活きとしてる素敵な脚本で乗客同士テーブルを囲んで食事をしながら会話をする場面は旅の良さを思い出させてくれて好き。海外行きたいよー！
ジーン・ハックマンさんは絶妙に牧師にみえるような恰好と振る舞いでとても良かったけれど、挨拶にはあまり見えないキスを人様の妻でも繰り出す様に戸惑いながら笑いつつ当時の牧師の特権かもなと思いながらこのままアフリカに行って神を探し続けて欲しいと願ったw
"神は自ら助くる者を助く"の新解釈版のようなお説教はまだまだ戦争を続けるぜというニクソン政権を反映したような内容で面白くもあり胸が苦しくもあった。映画はこういう使われ方もするよね。
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スコットさんはカトリックではなくプロテスタントだろうと推測して"牧師"と書きました。
