記録のみ。
自宅にて鑑賞
(簡易レビュー)
①日露戦争当時の日本の置かれた状況と戦争目的、そして何故旅順攻略が実行されたのかが、分かりやすく表現されており、理解を深めるのに適している。
②戦況の厳しい戦場のリアルな部分が明確に描写されている。
③命令する者の責任と苦悩、そして服従を常とする立場の兵卒たちの悲哀がよく描かれている。
④極限状態における人間心理の描写も明確かつ秀逸である。
⑤仲代達矢の乃木希典大将は、乃木らしさが凄く感じられた。乃木大将の台詞からは、将としてのありかたや戦争の本質を感じ取ることが出来た。
⑥反戦的な要素が随所に作為的に織り込まれ、見え隠れしているのは蛇足であり残念。そのようなものは無くとも、十分に訴えかけてくる作品である。
⑦防人の歌の歌詞は意味不明である。