結湖

バトルシップの結湖のレビュー・感想・評価

バトルシップ(2012年製作の映画)
2.0
これぞ、典型的な惜しい映画!もったいない~~!
ストーリーはステレオタイプのエイリアン襲来ものだが、海軍をメインにしたのは、私の中ではかなり高得点。
海軍モノは大好物だけど、近年ではあまり見てない気がする。
軍隊がらみだと、海兵隊とか空軍ばっかで、海軍でも潜水艦で、イージス搭載の駆逐艦が活躍するのってあんま見たことない。
ビバ!ネイビー!!礼服がカッコいいぜ!(そこかよ)
私が知らないだけかもしれんし、そもそもこの映画はイージスシステムが活躍するような話ではなかったけどね。
この映画、本編に入るまでのこれは複線だろうなってシーンが蛇足に感じるぐらい長いのに、超重要なシーンが複線として生きてないのが致命的。(彼女の父親への挨拶より、そっちをきちんと描けよ。)
まさかって思わせたいんだろうけど、予定調和は予定されてるから調和になるわけで、予定がわかんないと調和なんかしないんだっていうのが良くわかった。(これは私の見逃しだったのかもしれないけど)
主人公の描き方も悪くないし、ライバル的な立場の浅野忠信もちゃんと活躍してたり、そんな悪くないけど、なんだか部下の使い方が下手すぎて、上官らしく見えない。(なんでそんなに自分が自分がなんだよ、この人たち)
よくあるタイプの博士も登場するのに、蚊帳の外にいる海軍との連携は一切なく、見せ場もそんななく、もうちょいなんかなかったのかなぁ。
けど、駆逐艦が活躍するのはとても胸躍ったので後半は結構満足しました。
王道ストーリーはいかに上手く複線を張るかで面白さがまるっきり変わってしまうんだなぁって思った映画でした。
結湖

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