Gatt

トゥルーマン・ショーのGattのレビュー・感想・評価

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)
3.9
もっとコメディ路線なのかと思ったが、
違った。
仮想現実空間の発想がリアルになって来た90年代後半の映画。人生そのものがエンタメになっちゃう怖さがある。

ジム・キャリーのオーバーアクトが、切なくて笑えないw。

ご本人は面白いキャラクターだけど、クリーンに育て上げられて来た気がした。実際24時間視聴してられるほど健全な青年ドラマに、なってるわけだし。
俺の、あんなことやこんなことが配信されたら、吐く人もいるよねwww

知らない人の人生を知っていくから、出会いは楽しいんだと思うけど、視聴者に全て知られている。視聴者はそれぞれの思いを彼の人生に託しながら、見つめる。スターといえばスター。モルモットといえばモルモット。

個人的には、意中の子と再会するような続きが観たい。ある種人生を取り戻した一歩の姿を、もう少し見守りたかった。俺の仮想現実のポイントはそれってことですw

エド爺が悪の権化プロデューサーを淡々と演じており、善悪の見境つかない人間のモードを表しているみたいで、父ぶる感じも嫌な感じに聞こえ、印象的でした。
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