ろ

バンド・ワゴンのろのレビュー・感想・評価

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)
4.5
「ケンカあり恋あり。だが皆この仕事が好きだ。同じ願いで突き進む。それはショーの大ヒットだ」


これぞMGM!鑑賞後も「ザッツエンターテインメント」の音楽が頭の中を駆け巡り、とてもハッピーな気分になりました(^o^)!アステアさんのダンス、歌、演技は初めて観ましたが、とても上品!シドチャリシーとのダンスシーンにはうっとり♫素敵でした〜。


シドチャリシー演じるガブリエルの衣装がとにかく綺麗!
初めてトニー(アステアさん)に会う場面では黒と緑のグラデーションドレスに若草グリーンの手袋。ドレスには同じグリーンのストーンが散りばめられ、彼女が動くたびにキラキラと光る...。
「New Sun In The Sky」では太陽をイメージした黄色のドレス!手首にオレンジ色の大きな飾りを付け、見事に歌い上げます。


フィラデルフィア、ワシントン、ボルティモア、そしてニューヨーク。各地を回って行う公演。それは日常のどんな場面にも物語があるという「ザッツエンターテインメント」の歌詞をそのまま表すような舞台でした。

5つのナンバーを揃えた舞台「バンドワゴン」。中でも1番好きなのは「Girl hunt ballet」!敵に襲われるところもダンスで表現!銃を撃ち合うだけでこんなにも芸術的になるものなのか...。
紫のシャツに白ネクタイ、ライトグレーのスーツに身を包むトニーと水色オーガンジーのドレスを着た女性が地下鉄で踊る場面。美しくてため息が出る...。
そしてついに黒幕を追い詰める!トニーはデーンボーンカフェという怪しげなバーに入っていきます。そこがマイケルジャクソンの「Smooth Criminal」のMVそっくり!驚きました〜。ピンク色の店内にはタバコの煙が漂う。そこへ赤いドレスに黒い手袋のガブリエル登場!はぁ〜〜素敵!!!



君も僕もショーで輝く
自分の道を行くのもエンターテインメント
ロマンチックな歌と踊り
ハートに訴えるのがエンターテインメント
世界が舞台 舞台が世界のエンターテインメント!
ろ