ねむ

デッドゾーンのねむのレビュー・感想・評価

デッドゾーン(1983年製作の映画)
3.8
古い映画です。30年くらい前?
スティーブン・キングが原作のSFドラマですが、目だった特撮などはなし
日常的な描写の中で話が進みます。

交通事故に遭った後、5年間の昏睡状態から奇跡的に目覚めた元教師のジョニー(クリストファー・ウォーケン)。
しかし5年の間に婚約者は他の男と結婚してしまい、自らは足に障害を負い、また頭痛と体力低下に悩まされることに。
と同時に、他人と接触することでその人の過去や未来を見ることができる特殊能力に目覚めてしまう。

正しいことを言ってても信じてもらえないという一種の予言者の悲劇が彼を見舞います。

全体が100分くらいのコンパクトな作りで、つっこみどころはあるけどテンポよく、ラストもちょっとあっけないくらいの潔い幕引き。
B級にしては品が良いけど、決して王道でもない、Bプラスくらいの感じの作。
前から気になってた映画ですが、ウォーケンも期待通りのかっこよさで満足でしたー。

(終盤、ネイビーのPコートの襟を立て、長い足で歩く長身のシルエットはちょっと「SHERLOCK」のカンバーバッチに似ています)

このクローネンバーグという監督さんは、グロテスクなカルトホラーで有名な人で、ちょっと一般向けの「ザ・フライ」は(グロさもありつつ)私も好きな映画。
「ザ・フライ」も、ラストは「えっここで終わり!」という切り方でしたねそういえば。
テーマ的にも、異形者の悲劇と愛…という感じで、似ています。
哀しいのです。
カルト監督が、ちょっと一般向けを意識しましたくらいの作品が好きですね~。

後に映画になり、ウォーケン自身が恐怖のデュラハン役(※似合ってる)で出演した「スリーピーホロウ」の名前が出てくるシーンがあって
うほっとなります。