サマータイムブルース

オテサーネク 妄想の子供のサマータイムブルースのレビュー・感想・評価

オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)
4.5
再鑑賞です
これ、結構好きなやつで、何度か観ています
これでヤンシュヴァンクマイエルのファンになりました
圧倒的にオリジナルなストーリー、あのチェコの民話てほんとにあるのかしら、子供が読んだら夜眠れなくなりそう

にしてもあの木株の赤ちゃんの造形、もう少し何とかならんのかね、細く枝分かれした手足、ひょっとこみたいな口、あれをホントの子供だと思って可愛がる奥さんて、悲哀を通り越して笑える

物語はシュールで、コミカルでヤンワールド全開て感じです
化け物がストップモーションアニメで撮られているのもチープで良い
もともとアニメ作家なので、彼の作品に多く出てくる撮影方です

食べ物や食事シーンがこれでもかってくらい沢山出てきますがどれも汚くて不味そう
隣人の女の子もぽっちゃりでさほどかわいいとは思えず、映画の雰囲気に合わせてあえてそういう子をキャスティングしたのかと思わせる
幼児性愛者のアパートの老人がその女の子のスカートの中を覗き込むとか、結構マニアックな作品です

観るものを選ぶ作品ですが、自分は嫌いじゃないです
ていうか、かなり好き!!