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ラブリーボーンのyumikoのネタバレレビュー・内容・結末

ラブリーボーン(2009年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

14歳で殺されてしまったスージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)のお話。

1973年。
両親と妹と弟、5人家族で暮らすスージーは、インスタントカメラに興味を持ち、お誕生日にもらったフィルムを使い果たし、現像は高いので月に1本ずつ!と決められてしまう。

そんな矢先、スージーは下校途中、トウモロコシ畑で近所に住む男性、ハーヴィ(スタンリー・トゥッチ)が作った地下壕に誘い込まれ、消息を絶った。

スージーが帰宅しないため両親はすぐに警察に通報。その後、泥まみれで大量の血がついたスージーの帽子が発見されたのだ。

スージーの迷い込んだ世界。家族の姿が見えたり、大自然だったり、自宅だったり。現生と天国の狭間の世界観がすごく美しく、夢のような不思議な空間になって居て、思わず見惚れるの。

連続殺人犯のハーヴィが殺めたたくさんの命。決して、ハーヴィの犯罪を暴こうというストーリー展開ではなかったのが、想像もつかず、良かったです。直接語りかけるようなことはしないんだけど、妹のリンジーや父親のジャック(マーク・ウォルバーグ)が何かを感じるの。

スージーを演じたシアーシャ・ローナンの演技とってもピュアで、印象的。何をやり残してかというと、大好きなボーイフレンドにもう一度会うことだったのが、キュンとしました。

じんわり、切ない、美しい作品でした。
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