【海外にヤクザを見せる】
レナード・シュレイダーを追う旅その⑦。
言わずと知れた[海外ヤクザ映画]の名作。レナードが原案、ポールが脚本を担当した作品。シュレイダー兄弟が日本に触れた第一作目。二人の[日本愛]を分け与えるように人々に見せた作品だ。
アクションではあるが、アクションシーンはあまりなく、[静か]に見せている。この頃のアクション映画は、基本[ドンパチシーン]が間に組み込まれる事が多いが、本作にはあまりなく、基本[会話のシーン]が多い。珍しいケースだ。
ロバート・ミッチャム主演であり、もちろんクールに見せているのだが、実は[高倉健]主演でもあった。二人の名優が魅せる和の世界に光る[男の魂]たるものを感じた作品だった。
なんか、[不思議な空気]のヤクザ映画でした。