fujisan

LOFT 完全なる嘘(トリック)のfujisanのレビュー・感想・評価

3.4
うわさ通りの胸糞どんでん返し映画でした😅

オリジナルは2008年のベルギーのミステリー映画で、ベルギーでは10人に1人は見たと言われるほどの大ヒット映画。今作は2010年に制作されたオランダ版リメイク作品です。

元々はYoutubeで紹介されていた映画でしたがアマプラでなぜか検索ヒットせず一時放置していた作品。URLを教えてもらって、無料視聴することができました。(検索方法はコメント欄に書いておきます)*

ちなみに今作はその後ハリウッドでもリメイクされているので、オリジナルとリメイクの整理から。

①2008年 「ロフト.」 … オリジナルのベルギー版
 https://filmarks.com/movies/54802
②2010年 「ロフト -完全なる嘘-」 … オランダ版リメイク(今作)
③2014年 「パーフェクト・ルーム」 … ハリウッド版リメイク
 https://filmarks.com/movies/62065

①③は監督は同じエリク・ヴァン・ローイで、②だけは少し異質なリメイクなようです。(①③は配信なし)


■ ストーリー

建築家の男が、自身が手掛けた高級マンションの最上階のロフト部屋を不倫部屋として4人の友人と共有する。

ある日その不倫部屋で、身元の分からない若い女性の死体が発見される。

男たちは秘密部屋の存在を明らかにできないため、警察を呼ばずに事態のもみ消しと犯人探しを図る。

鍵を持っているのは自分たち5人だけで、防犯セキュリティも解除されていることから、犯人は5人の中のいずれか。

男たちはそれぞれ家庭に問題を抱えており、誰が犯人でもおかしくない。また、妻子が居ない間に部屋を利用しているため、不倫以外にアリバイもないという状態。

そんな中で、なんとか責任を回避しようとするクズ男たちの、責任のなすり合いのムナクソ会話劇が続きます。

死んでいるのは本当に誰も見たことがない女なのか、そもそもそれぞれがいつ誰と部屋を使ったのか、嘘か本当か分からないまま、本当の犯人にたどり着いていくミステリー。


■ 感想

まず、設定が設定だけにとにかくエロい映画でした。オリジナルを含めた三作品の中ではこのオランダ版が一番エロいとのことで、なかなかのもの😑さんざんゲス男と書いてきましたが、登場する女性たちもなかなかのゲスっぷりです。

にしても、ヨーロッパ作品は気軽な不倫ものが多いですよね。

勝手なイメージですが、フランスは情熱的な不倫、スペインは不倫による殺人、オランダはカジュアルな不倫って感じで、さすがソフトドラッグ合法な国だな、と(かなり乱暴な理解)

・・・脱線しすぎました😅

ミステリーとしてみた場合、二回もリメイクを重ねてきた作品だけあって、どんでん返しが繰り返される面白い作品でした。

途中、回収されないままの伏線や蛇足的なミスリード演出がありましたが、このあたりはオリジナルには無いそうですので、オリジナルかハリウッド版が観てみたいところです(配信があればいいのに・・)

、、にしても、評価3.1は低すぎませんかね。なんでだろう。割と面白かったですよ😉




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うち、4以上を付けたのは24本 → プロフィールに書きました
参考にした情報はコメントに書きました
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