ロンドンのクリスマスを過ごす人たちの群像劇。たくさんの物語がクリスマス当日に向かって少しずつ進んでいく。
群像劇特有の、細かい物語や出来事が最後に全部一緒くたになってひとつの柔らかい幸せな余韻を感じさせてくれる、というのが良い。
しかもその余韻の正体はクリスマスという季節そのものの雰囲気だからなおさら良い。
色んなクリスマスを過ごすひとがいて、想っていた人と結ばれた男、言語の壁を乗り越えてプロポーズをする男、気の迷いで過ちを犯してしまうおじさん、思わぬところに愛を見つけるおじさんロックスター、、、
1番好きだったのは少年の初恋の話。画面の前でめちゃくちゃ応援した。
良いも悪いも全部ひっくるめてクリスマスなんだよねきっと。冒頭で"Love actually is all around"って言われてたけど、まさにそれを感じる機会なんだろう。特に欧米では。