たりほssk

椿三十郎のたりほsskのネタバレレビュー・内容・結末

椿三十郎(1962年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

名前も素性もはっきりしない素浪人の椿三十郎が若侍らを指揮してお上と闘うのだが、これがなかなかの頭脳戦で裏のかき合いが、見てておもしろかった。
三十郎は見た目よれよれで一見頼りなさそうだけれど、的確に作戦を立て、それを実行し、想定外の状況にもとっさに対応し、剣さばきはすごいし、実は情に厚い、もうヒーローのようなお侍さんでした。痛快時代劇なのですが、素晴らしい殺陣の場面はもちろん、人間模様もあり、すごく中身が濃かったです。モノクロなだけに、白い椿と赤い椿などという設定もすごく想像力を掻き立てられました。
それにしても三船敏郎があまりにかっこよすぎる。肩で風を切って歩くところなんかもう…!ものすごい存在感とオーラでした。
もちろんラストは本当に力入りました。あの30秒がなんと長く感じられたことか!そして、その後の一瞬!衝撃でした。
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