翼

きみに読む物語の翼のレビュー・感想・評価

きみに読む物語(2004年製作の映画)
4.8
"私はどこにでもいる平凡な男だ。
平凡に生き、名を残すこともなくじきに忘れ去られる。

でも一つだけ、誰にも負けなかったことがある。

命懸けである人を愛した。
私にはそれで十分だ。"


一途に生きることを全肯定してくれるストーリー。
あまり器用に生きて来なかった人ほど、この映画からは勇気をもらえると思う。

こんな風に生きたいと心から思わせられる。

やっぱり、人生に何かを投げかけてくれる映画は良い映画だ。



余談だが、

ライアンゴズリングは過ぎ行く愛を寡黙に切なく見送る、こんな役回りばかりだな、と。
レイチェルマクアダムスは雨の中で眩しく笑ってばかりだな、と。
今をときめく二人の「らしさ」の原点をみたような気がした。
翼