このレビューはネタバレを含みます
デデンデンデデン
パパパーーーー
のBGMを背負って登場するサラ・コナーを観て上がらない人なんているんだろうか。どの機械生命体よりもソルジャーっぽく完成されたリンダハミルトンを見る為の映画と言って過言ないね
数多ある過去作を無かったことにして生まれた正統後継続編…というプレッシャーに打ち勝てているのだろうか。液状ターミネーターのヤバさはT2で嫌というほど味わい、あの恐怖の追体験を本作でも嫌というほど出来るわけだが。結局敵を削って削って削り勝ちできちゃうあたりの脆さに対して納得感が薄いのと、シュワちゃんが落下してトドメさす必要あった？などなどご都合的がチラ見えして後半の肝心なシーンで盛り下がってしまう。強大な過去作があるわけでオマージュは是非やってもらいたいわけなんだけど、塩梅が悪いというか。アクションや女三者三様の旅路などパーツパーツは普通に面白いんだけど、全体で見ると名作とは言い難く…要は期待値に追いつかないんだと思う。2世の辛いとこだね。3世か。
余談だがUSJのターミネーターのアトラクション(まだあるのかな？)のストーリー構成の出来が素晴らしく、実質アレが後継作だという下馬評は覆らなかった。
