Kogarath

オー・ブラザー!のKogarathのレビュー・感想・評価

オー・ブラザー!(2000年製作の映画)
3.9
3バカ囚人のゆる~い脱走劇。
古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」を下敷きにしているらしいけど小難しさは一切なく、メイン3人をはじめとした濃いキャラクターたちが繰り広げるズレた会話が楽しい。

ダンディな役どころが多いジョージ・クルーニー、コメディもハマりますね。なにより本人が楽しそう。
やたらポマードにこだわる設定は最初ちょっとスベってるなーなんて思いながら観てたけど、最終的に大量のポマードが出てくる場面では思わず笑ってしまった。

最大の魅力はやはり、舞台である1930年代の南部の風景に寄り添う音楽。
自分はアメリカのルーツミュージックが好きなので(詳しくはないけど)、バックで流れる、あるいは登場人物が奏でるカントリー、ゴスペル、ブルースといった音楽に心が躍りっぱなしでした。
ちょっと褪せたような色合いの映像にもとてもマッチしていると思う。
T・ボーン・バーネットが手がけたサントラもめちゃくちゃ売れたらしいけど納得。