てんさん

殺人の追憶のてんさんのレビュー・感想・評価

殺人の追憶(2003年製作の映画)
3.2
疑わしきは黒。そんな世界のお話。日本でも、誰かしらを犯人にしないと収まりがつかんという状況は度々あって、1995年に起きた警察庁長官狙撃事件など枚挙にいとまがない。概ね、冤罪ってこんなふうに作られんだろうな。

この状況になると、追い詰められているのはむしろ国家権力の方で、大抵は初動捜査にミスがあるんだけど、当事者たちはそれを分かっていながら軌道修正できないんですよねー。

思い込みって怖いわ。いやそれ以上に、思い込まないとやってられない、他に選択肢がないという心境って、マジ怖いわ。その先が崖って分かってても進むしかないんだもんなあ。
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