どーもキューブ

チャップリンのゴルフ狂時代/のらくらのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

好き好きチャップリン「のらくろ」編 (ブログより編集)



好きな作品を語るシリーズ

「好き好きこの映画」シリーズ

私の大好きな作品をそもそも語り尽くしていないので、そんな作品をだべっていこうかと思います。

まずは私のアイドル、チャールズチャップリン。私の多分一生のアイドルチャップリン。

ウルトラマン仮面ライダーじゃなくて
タヌキントリオじゃなくて
ヒカルげんじじゃなくて
スタローンじゃなくて
ガンダムじゃなくて
キン肉マンじゃなくて
聖子ちゃん
キョンキョン
浅香唯じゃなくて(いや浅香さんはドンピシャアイドルだけど)

幼稚園の頃から大好きなコメディアンであり、永遠アイドルであるチャップリン。

レコードも買って貰い、「街の灯」のサントラシングルを購入してもらった思い出あり。

見たのは、
家にあったβ録画の「黄金狂時代」「モダンタイムス」「ライムライト」のベータビデオ

初めて購入した ビデオもベータの「モダンタイムス」小学生の時ですかね。

誕生日プレゼントにおねだりしました。

あとはNHKの放送で殆どの長編はみていましたかね。「犬の生活」以後の長編ですが。

以後ほぼテレビ放送のチャップリンは全てテレビ録画して若かりし頃は繰り返しみております。

そして朝日新聞からVHSが発売されて

購入したのが今回紹介する「のらくろ/キッド」であります。

のちフランスの会社が製作したチャップリンDVDがヘラルドさん(今は紀伊国屋さんから発売。フランスのレーベルmk2さん仕様。)から発売され、ほぼ欲しいものコンプリートしてます。

このDVDの仕様は、ビデオ版に比べ音声収録が速いのでビデオ版に比べ、音楽がはやく感じます。

さて私がなぜ沢山あるチャップリンから
まず、これか!と申しますと

私は チャップリンの面白さは断然。短編映画にありき だと思ってまして、

勿論「モダンタイムス」のチャップリンの人生観

一番ポピュラリティあるわかりやすい感動作品「街の灯」

最後のお堅い作品群
「ライムライト」の芸人論
命を賭けて笑かした「独裁者」

戦争と殺人者をブラックに表現した「殺人狂時代」も良いんですが、好きなんですが、いささか堅苦しい感じがあります。物語の完成度は格段に上がってますがね。

やはりチャップリン
転んでなんぼ

ドタバタして笑顔
 
チャップリンのドタバタしている映画が大好きであります。その最高傑作が「サーカス」であります。これはチャップリンの芸人論の最終形な表現だと思います。

また女優も一番主演した女優。エドナパービアンスと共演した映画が一番素晴らしいと思っております。

エドナとは「巴里の女性」を最後に別れております。

チャップリンの後期短編は、今までの 短編で培われた短編の最終型という素晴らしい面白さが詰まっていまして

わたしが一番見返しているのが、チャップリンの短編作品集のDVDであります。

この「のらくろ」こと「ゴルフ狂時代」
であります。30回はみてます。脳内再生も結構できます。それほど大好きな作品なんです。

1921年作品「原題IDELE CLASS」

物語
チャップリン一人二役のお話し。

お金持ちのチャップリンといつもの放浪紳士チャーリーを演じてます。

お金持ちのチャーリーは、妻エドナパービアンスとお酒がもとで喧嘩状態。そこに仮装パーティーのお誘いが。一方いつものチャーリー。

ゴルフをやりにあれよあれよとゴルフ場へ。チャップリンの珍ゴルフの爆笑シーンが見れますよ。

放浪紳士チャーリー、ゴルフ終了後、その仮装パーティーに紛れこみます。

そして
金持ちチャーリーと放浪チャーリーの間違い勘違いが起こります。果たして?てなお話し。

チャップリンの金持ち描写が秀抜な皮肉となってます。

一人二役シリーズは、初期短編では、チャップリン女装3部作と言われる作品があるほど、扮装するのはお得な芸の一つ。

本作では、放浪紳士チャーリーを上から金持ちぶってあしらう金持ち描写といつものドタグツチャーリーとの衝突、勘違いが、見せ場になっております!

ラストは、その最たるもんでありまして。

批判的に飛び上がらせる結末となっております。

金持ちはこんな頃から、仮装パーティーを行ってたんですね!

チャップリンは、映画編集的にも先駆的でありまして、本作では、夢にみる妄想シーンを数秒のカットで表現しております。

また、必殺技のフィルム逆回転 のトリック撮影もゴルフシーンであります。必見!?

放浪チャーリーが、ゴルフを行うギャグシーンと(一つの映画に一つのギャグ、小道具。初期短編の作り方です。)

金持ち階級を描くドラマシーンを結びつけた、私の大好きな「のらくろ」

何回見ても好き好き「のらくろ」なんでございます。
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