2024年 13本目
予備知識無く鑑賞。
1982年公開。いまから42年前の作品。
見終わって、何が伝えたかったのかまったく理解出来ず分からなかった。
自分勝手な粗野で横暴で覚醒剤に溺れて殺人までしてしまうクズが主人公。
あぁ…何てクズなんだろうと素直に思えたのは、根津甚八さんの演技力故か?
それでも彼と一緒にいたいと願う愛人。
「働いて下さい」と頭を下げ。真っ当になってと色仕掛けもする。
多分 今の価値観だとあり得ないし、こんな事する女性はいないだろうなぁ。
物語に救いはない。
当日のしきたりや同調圧力が色濃く残る田舎が描かれる。
子供が川に落ち上がってこないシーンは見事。
どしゃ降りの中、女房の髪の毛を鷲摑みにして道路で引きずり回す夫の絵は、今だと撮れないだろうなぁ…。
腰の部分に包丁が刺さり倒れて息絶え絶えの秋吉久美子さんが妙に色っぽかったです。
拡がる青々とした田園風景は見事。
作品タイトルと内容が繋がっているとは思えないなぁ。