さらば愛しき大地の作品情報・感想・評価・動画配信

「さらば愛しき大地」に投稿された感想・評価

田舎の閉塞感とシャブの怖ろしさが染み渡る映画。根津甚八がどこまでも堕ちていく様が見ていて本当に息苦しい。特に中盤からのクスリ描写はその痩せ度合いからも見事なリアルさで、そのせいで人生滅茶苦茶にされる秋吉久美子が不憫で不憫でたまらない。正妻と二番妻の不思議な共存関係は村社会で生きるには必要なスキル。
(シネマヴェーラ渋谷)
【シャブ中の末路💉(ꐦ°᷄д°᷅)アァゴラ】
「ち○ぼ立ってねぇけど 女なら誰でもいいから抱きてぇ~」
..これリアル過ぎだろよ。( ̄- ̄)

茨城県の片田舎でダンプの運転手をしながら家庭を支える"糞男"の幸雄。
ある日の不幸な出来事を切っ掛けに、とち狂って墨入れた挙句シャブまで食って"糞男"に最高の"加速装置"が付く。🏃💨
そこから留まること無く全ての幸せをぶっ壊しながらゴロゴロと人生の坂を転がり落ちていく、というお話。

ノリは基本ダウン系で、所帯染みた生活感を全面に色濃く押し出しながら描いてる感じ。
これ一見、男が全て悪いようにも思えるけど女にも原因があるように、、
いや、女が可哀想でならぬ。(ó﹏ò。)

監督が日々見ていた光景と、新聞で見たダンプカー運転手が起こした事件から発想を得て書き上げた脚本らしいけど、この作品 覚醒剤の長期摂取で起こる被害妄想や幻聴と幻覚、禁断症状などが誠見事に描かれておった。💉💀🔪
劇中それを見ながら笑い事にしているシーンがあるんだけど、実はいつ人を殺めてもおかしくない末期症状。不安定でとっても危険な状態なの⤴︎です⤵︎🔪😱

-つぼ描写-
・工業地帯
・農村 景色
・暴君
・ダンプからの眺め 無線用語
・茨木弁
・所帯染みた生活感
・酒処たぬき
・幸薄&幸薄
・風土 習慣
・鶏
・秋吉久美子のフェロモン
・覚醒剤摂取※ぜってぇーあかん絵面
・錆れた遊園地と子供のマスク
・蟹&蟹江敬三
・銀座の雀と夜来香♪(イエライシャン)
・(株)山沢建材の事務の女子
・🐛🐛🐛
・レストランニューかすみ(all自販機)
・BGM
・配役の妙
多過ぎ( ̄∇ ̄)

しりゴア嗜好に刺さる映画の基準って、場面の空気の流れや匂いを感じとれる生々しい映像になってるかって事だったりするんだけど、この作品もそれに近い感じ。|||(º﹃º`)|||
それは配役の妙(演技)無くして成立しないだろうし、大好物のリアル猥雑感もそこありきで生まれるんだよね、と勝手に語っとく♡
そう言った意味ではこの監督希少な存在なのかもね☝️

「内容が暗い、救いようがない」など、上映に至るまで配給会社をたらい回しにされた経緯や受賞履歴の対比がおもろい↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%B0%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%8D%E5%A4%A7%E5%9C%B0

とにかくこれ系好きな人にはお勧め出来るやつっす( ¯꒳¯ )b✧

Ps: 根津甚八(幸雄)の弟役は矢吹二郎(明彦)が演じてるんだけど、彼はFBI捜査官"滝和也"として仮面ライダーと共に戦っていた経歴を持つ。
千葉真一の弟でもあり1976年に芸名を千葉治郎から矢吹二郎に改名。はい、本編と一切関係ねぇ情報っす。🤣
もし幸雄がショッカーの改造人間に選ばれたら、一体どんな怪人になるんだろ。
↓こんな奴かな?(>∇<)↓
[ヒロポン・ウォリアー・川俣軍司]
https://www.youtube.com/watch?v=KsJfbNZeWwI
お後がよろしいようで。
根津甚八のクズ男っぷりが、見ていて本当にムカついた笑
徹底的に自堕落なキャラを演じている。
薬物中毒になって行く様はあまりリアルではなかったが、最後は…だな。

秋吉久美子も同様に、味わい深い崩れたキャラを演じている。

地方都市なりの息苦しさが伝わってきた。
東京に夢を求めるのはそういうことか。
落伍者

落伍者の感想・評価

4.0
建設ラッシュに乗っかって実家の農業捨ててダンプの運転手になり、一時は仕事の元締めになるも、経営はうまくいかず落ちぶれる兄の根津甚八と、東京で働いていたがUターンして建設会社を持つ出来の良い弟、弟を可愛がると同時に兄を庇う家族、仕事の要領は悪そうだけど土地成金の蟹江敬三等、田舎で暮らす人間の嫌なディテールが妙に細かくて笑える。秋吉久美子の幻聴が聞こえ始めた途端、シャブ中目線に主観が切り替わるシーン怖い。飲み屋で歌うみゆきはマジで洒落にならないからやめた方がいい。
かぜみ

かぜみの感想・評価

3.1
シャブ中の打ち方がすごいリアル。あれは根津さんがブドウ糖でひたすら練習した成果ですって。中毒者打ちと名付けていたわ。子供の頃は渋い役者さんだと思っていたけど今見たらなんか可愛らしいお顔に見えた。
G

Gの感想・評価

3.7
撮影は田村正毅。とにかく画が素晴らしい。話はあまりに陰鬱すぎて…劇中で秋吉久美子がカラオケで中島みゆきのひとり上手を歌うシーンがあるけど「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」の劇中でパロディシーンがあるということを友達から聞いて今作を知った。
Shino

Shinoの感想・評価

4.0
史上最強のシャブ映画だった、ビックリしたクズ過ぎて!
根津甚八の見事なクズっぷりとKanye Westのあのパキってる演技が見事でした、薬物摂取してからの幻聴や幻覚を見てる様子がなかなか素敵でした。
なんだかもっとポルノ強めかと思ってたので少し肩透かし食らったんですが、秋吉久美子のあのセクシーさは凄く唆られたのと全てが絵になってました。
何故か愛のコリーダ観たくなりましたので、観ます!
t

tの感想・評価

4.5
ダンプ・田畑・ドラッグと時折挟まれる鮮烈なイメージ(入水、スイカ、羽毛、蛆虫…)が織り成す80s田舎映画の傑作。田村正毅の撮る鹿島の風景に鳥肌。心理の閉塞感と画の開放感は両立するしむしろ両立していなければならない。根津甚八はやはり木村拓哉に似ている。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.3
冒頭から悲惨な晩餐。息子2人溺死事件と捜索中の激烈な雨!瞳孔開きっぱなしの蟹江のキタキタキタ!というわかりやすいシャブによる白昼の発狂よりも弟へのルサンチマンがどうしても拭えず緑の地平線を虚ろに見つめる根津の瞳が素晴らしい!山口美也子と小林稔侍が豚小屋で青姦するシーンは息子を呼び寄せる霊媒の裏で行われ噴出する背徳的欲情!田園風景の寂しさと灰色の道路の間に存在するスナック『銀座の雀』の密度はまるで蠢く蛆の如し。ドライブイン『レストランニューかすみ』の閑散とした寄る辺なさ。有力者への卑近な接待もスイカを使った格闘も好き。太鼓職人の兄貴もスナックの台湾人ホステスも通り過ぎていく人が印象的。屠殺した鶏のお土産。俯き加減のトラックもいい。秋吉久美子の歌う『ひとり上手』の不安定な旋律と野次の合いの手。80年代の地続きな田舎の現実は海外の映画祭では特異なモノに見えるのか?野蛮ではある。余りにも殺伐とした決着と豚に翻弄される家族!ある意味で日本版緑の地獄なのでした。
コムサ

コムサの感想・評価

5.0
ある不幸な出来事から
破滅に向かっていく男と女
刺青やシャブのシーンが
とてもリアル
中島みゆきの『ひとり上手』が
リフレイン
傑作と呼ばずして何と言おう
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