諸星だりあ

生きものの記録の諸星だりあのレビュー・感想・評価

生きものの記録(1955年製作の映画)
3.8
黒澤作品の中で、特に反核を強く訴えた作品。

当時35歳の三船敏郎が70歳の老人を演じていたり、東野英治郎がブラジル人を演じているなど奇妙なキャスティングがこの映画のシニカルな雰囲気を創っている。

後の「八月の狂詩曲」と前後編の様にも感じられる、戦争を知る監督のメッセージは今の時代にも必要ではなかろうか。
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