mingo

仮面の女のmingoのレビュー・感想・評価

仮面の女(1959年製作の映画)
4.0
監督が阿部豊なので期待せず観たら阿部豊史上一好きな「いのちの朝」並みに面白い、恋愛メロドラマの傑作。別題「アミコ」で良いですか。クラブのナンバーワン仮面の女・筑波久子を巡り大学で史学の教鞭をとる葉山良二(健気な病気の妻が居る)と全映画史でもここまでのストーキング能力発揮は珍しい他力本願ミルク4杯飲み干す元気いっぱい超クズ男岡田真澄のバチバチの奪い合いが見所。誕生石を埋め込んだでけー指輪を一瞬手放そうとする筑波もどうかしてるが、「古代オリエントの法律態型」教えてるのに恋愛の規律は全く守れない葉山は筑波の秘密を知り「君の血は汚れている!」とめちゃくちゃ酷いこと言うの流石に擁護しきれない…「僕はなんてエゴイストだったんだ…」秘書なべ美佐子「そう思いますっ!!」美佐子さん(^ω^)/ワーイイゾ~
色気攻撃が全く通じずドラえもん並みの四次元ポケットを片手にクラブの女を相手に商売てんてこまいけるてんちゃんこと大坂志郎、念願の温泉宿開店間際にまさかの悲劇の死を遂げる奈良岡朋子、物語中唯一まともだった心の拠り所りんこさんこと南田洋子…全員が赤線廃止から現代に生きようとする姿が活写されており感無量ありがとうございます。飯坂温泉、今後の旅行先候補に決定。助監督に野村孝。ずっとイビキかいてたジジイほんと腹たった…
mingo

mingo