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不滅の恋/ベートーヴェンのryodanのレビュー・感想・評価

不滅の恋/ベートーヴェン(1994年製作の映画)
4.2
G・オールドマン主演作。
ゲイリーの役者魂を感じる作品。鬼気迫るを体現してきた彼。「レオン」の次回作がベートーヴェンというのも何だか因縁を感じたり(笑)。もともと楽器を弾ける人に羨望の眼差しを向けてしまう私。例外なくゲイリーもスゴイなぁと感心。「皇帝」の冒頭のピアノソロシーンはため息が出ます。演奏の質とかではなく、このシーンのために準備してきたんだと、当たり前ながら努力の人なんだと再確認。その演奏は散々。そもそも父親の虐待で聴力を失うという設定。不滅の恋人ともボタンの掛け違いで行き違い。波乱万丈の末の臨終を前に、そんな運命を「喜劇は終わった」と呟く。切ないです。公開予定の「ジョーカー」の台詞にも、不遇な人生を喜劇と捉えていましたっけ。喜劇ねぇ。。そこまで達観できないなぁ。。
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