不滅の恋/ベートーヴェンの作品情報・感想・評価

「不滅の恋/ベートーヴェン」に投稿された感想・評価

Toshie

Toshieの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

今年で生誕250年のベートーヴェンの半生がわかった。
偉大であり、切なくもある。
彼の音楽に隠されたエピソードなどを知ることができ、改めて曲を聴きなおそうと思った。
耳が聞こえなくなり、ピアノに耳をつけて演奏していたシーンが印象的であった。
音楽家としては致命的であると思われる聴力の低下が、自暴自棄な生活に変貌したきっかけであると考える。今の時代ほど情報も多くなく、誰にも理解されず、辛い状況にあったことは理解できた。
弟が亡くなってから、ベートーヴェンの生活と性格はますます変わっていった。仕事をしなくなり、甥っ子のカールを巡る裁判をしたり、家政婦を追い出したり、自分を孤独に追いやっていく姿がとても自分勝手のように感じた。
自分の思い通りになるように周りに文句を言ったり、近い人を支配しようとしたりしていた。毎日のピアノの練習などのプレッシャーは、カールへの愛であるとも取れるが、やりすぎのような気がした。
カールが自殺未遂を犯した後は、頼れる人もおらず、人々から嫌悪され、浮浪者のような生活をしていたということもあったことに驚いた。
不滅の恋人というテーマで、ベートーヴェンが遺書を宛てた相手が誰なのかを探るミステリー要素もあった。その相手が真実かどうかはわからないというところがまた興味をそそられた。
今では知らない人がいないほどの有名な作曲家なのにも関わらず、悲しい最期を迎えたことが信じられなかった。
高校生の時にリアルタイムで見ましたが、期待してなかったのをみたせいがものすごく良かったです。

まぁ素直だったせいか、謎解きもおーーとか思ったし、なんか愛し方っていろいろあるなーと高校生ながら思いました。

ゲイリーがまだレオンの頃なので、狂気に満ちた演技が圧倒!!

この頃いっちゃってる感じがすごいいい!!dvdほしいなって思う作品の一つ
Summer

Summerの感想・評価

5.0
私にとって映画鑑賞の原体験的一本。
ミステリー要素があって、深い芸術についての考察があって、「一瞬の永遠」を感じさせるシーンがある。
初めて観たのは高校生の時。

レオンでゲイリーオールドマンを好きになって出演作を漁ってて出会った。
深夜家族が寝たあとのリビングで一人、レンタルビデオで鑑賞。ガーーーーーンと衝撃を受けて号泣したのを覚えてる。
宇宙家族ロビンソンあたりのインタビューで、ゲイリーが、自分の子どもに一本出演作を勧めるならどれかと聞かれてこの作品を挙げていた。たぶん「Cut」だと思う。
以前からずっと観てみたいと思っていた作品でしたが、やっと鑑賞しました。
ネット配信やレンタルショップにもDVDはなく、なかなか観る機会がなかったのですが、DVDを購入しました。
ゲイリー・オールドマン、役にはまってましたね。
ちょうどレオンと同時期くらいの作品です。

ベートーベンを題材にした作品では、この作品が作られた1994年から12年後の2006年に「敬愛なるベートーベン」が作られていますが、こちらも良かったです。
クラシックも好きで、ベートーベンの交響曲はどれも好きです。映画の中でも色々と流れてきてとても良かったです。また、ピアノソナタではお決まりの感もありますが「悲愴」の第二楽章も良かったです。

ネタバレになるといけないので詳しくは書きませんが、この作品は不滅の恋の相手の女性捜しの軽めのミステリーとしてストーリー展開されます。
いくらミステリーとはいえ、史実をあまりに逸脱した結末には疑問です。
終わり方には少し納得がいきませんでしたので本当は星4以上にしたいところですが、あえての星4以下です。
mars31

mars31の感想・評価

4.1
ベートーヴェン死後に発見された「不滅の恋人」宛ての1通の手紙を元に秘書シンドラーがベートーヴェンの生き様を負いながら謎を解いていく。
ゲイリー・オールドマン演じるベートーヴェンは素晴らしく、史実を交えながらの謎解きの部分もフィクションとして面白かった。
改めてベートーヴェンを聴きたくなる。
mugcup

mugcupの感想・評価

4.0

「音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である」

誰もが1度は聴いたことがあるであろう
ピアノソナタ第8番「悲愴 第2楽章」
この曲大好き。

名曲とは哀しみの中で生まれるものなのかもしれない。

この曲が作られたのは、ベートーヴェンが難聴を自覚した時期だと言われている。
性格にひと癖もふた癖もあったベートーヴェン。
気性が荒いため人は離れていく。
彼もまた孤独に悩まされた一人なのだ。

だからこそ、ベートーヴェンが奏でる旋律からは
暗闇にいる人に寄り添うような優しさと、
暗闇から光を求めるような切実さを感じる。

哀しみを突き抜けた先にあるものは、
きっと歓喜。
PUFFIN

PUFFINの感想・評価

4.5
ゲイリー・オールドマンが素晴らしい演技。本人になりきって見える。
ベートーヴェンって堅物で女っ気無さそうと思ってたけど、女性関係も色々あったのね。
知ってる曲がたくさん流れるのも良かった。
那帆

那帆の感想・評価

4.0
ベートーベンという人物をほとんど知らずに見る。
あっゲイリー・オールドマン、好き(笑)

なんて不器用な……。
耳が聞こえていたとしても、この人はこうなる運命だったんだろうね(苦笑)
シンドラーの考え方を変えた台詞がここで出てくるとは。
どこまでが真実かはわからないけど、偉大な作曲家も一人の人間だよな~。
とりあえずWikipediaでも見てみるか……(笑)
ゲイリー・オールドマン主演作のなかでトップ3に入る。大好き。

ベートーベンの死後に発見された1つの手紙(遺書)に「不滅の恋人に捧ぐ」と書かれていたことから、その恋人は誰なのか?を探るミステリーの形式でベートーベンの半生を描くもの。

やはり天才と呼ばれる人は凡人には到底理解のできない破天荒な人生送ってるんだなぁ、とよく思うのだけど、ベートーベンもまさにそう。

とにかくとっつきにくい。狂気じみた天才って言葉がしっくりくる。
ゲイリー・オールドマンは言うまでもなく上手すぎて、そのオーラと強烈に発するエネルギーみたいなもの、作曲・ピアノ演奏にあたるときの渾身っぷり、演技に圧倒される、見入る、息を呑むってこういうことだなと思う。

それでいて時おり見せる優しいしぐさや表情がたまらない。不器用なんだろうけど、なんとか伝えようとする姿とか。

ベートーベンの名曲とともにゆかりのある女性たちによって回想される物語、「月光」が流れるシーンとかむちゃくちゃ良かったな…。

ゲイリー演じるベートーベン、狂気じみてるけどとてつもなく美しく、やっぱり素敵だ。
とまこ

とまこの感想・評価

3.5
ベートーヴェンの遺書に書かれた"不滅の恋人"を彼の秘書シンドラーが探す物語。

満天の星が写る湖に体を浮かべる幼少時代のベートーヴェンが宇宙に寝転んでいるように見えて、歓喜の歌を一層壮大にどこかせつなく感じさせた。
>|