とし

変身忍者 嵐 怪奇!死人ふくろう!!のとしのレビュー・感想・評価

3.0
石ノ森章太郎原作の時代劇特撮。その劇場版ですね。と、言っても新作では無く、第6話のブローアップ版(TV用に撮影した映像をスクリーン用に上下削って強引に改造したもの)で、東映まんがまつりの一編として上映されたものです。

TV版は、何度もテコ入れされ、後半は武器が剣では無くバトンになり、必殺技もガンビームという目から放つ光線になり、敵も忍者から西洋妖怪になるといった迷走を遂げた作品でしたが、この映画の頃はまだ普通に時代劇してますねぇ(ハヤテ達の衣装を除く)。

敵の化身忍者(怪人ですね)死人ふくろうが体内にある死人血液を使い、村人達を奇病で苦しめているのを知ったハヤテ達が、ふとしたきっかけで毒消し方法に気付き…というストーリーで、まぁ、辻褄は合ってますが、敵の策略に気付いたのも解決法に気付いたのも、全て偶然なんですよね(笑)。

そして敵の術が強力で、対抗する術が無く、撤退した嵐が、仲間の少年忍者ツムジの寝言で対抗策に気付くのですが…。

「ハヤテさん、音は音を跳ね返せるんだよ。死人ふくろうの呪い笛だって…」

と、滅茶苦茶具体的(笑)。どんな夢見てるんだ!!というか、君…。戦いの場にいなかったよね?!なんで敵の術の内容知ってるの?
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