とし

「また、必ず会おう」と誰もが言った。のとしのレビュー・感想・評価

2.0
喜多川泰原作の小説が映画化されたものです。でも、wikiによれば『主人公・和也の姓は「秋月」から「香月」に変わっている。和也の旅の行程は原作とはほとんど異なっており、映画のみのオリジナルキャストが多く登場する。原作に登場する人物でも、その設定や性格が原作と映画では異なっている場合が多い。』とかなり違うみたいですね…。原作通りで制作して欲しかったかなぁ。

高校生の香月和也は、仲間に「東京へ行った事がある」と嘘をついてしまい、それを真実にする為に親に嘘をつき東京へ向かう。しかし帰りの飛行機に乗り遅れてしまい、金も無く途方に暮れていると、見兼ねた田中昌美が「うちに泊めてあげる」と声を掛けてくれ…という内容です。

主演の佐野岳が好きなので、観ました。映画初出演・初主演なのですー。

色々な人と出会い、和也が人間的に成長していく話で。出会う人はみんな一癖も二癖もあるのが面白いです。一番面白いのは、トラック運転手の柳下吉治で、演じるイッセー尾形の演技が格好良いのとダサいの間で絶妙(笑)。

佐野岳の運動神経を活かし、走るトラックから飛び降りるとかアクション多めにすれば面白いのになー。別のジャンルの映画になっちゃうか…。

しかし…何がダメってこのラストでしょ。観てて、「は?ここで終わり?!」ってなりましたもん。ちゃんと家に帰るまでやろうよ!中途半端過ぎる!!

毎日同じ服を着てるのに全然汚れないとか、髭も全く伸びないのも不自然だけど、そこをリアルにしたらただの浮浪者だしなぁ。絶対ヒッチハイクとか乗せてくれないわなぁ(笑)。
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