小泉八雲の「怪談」
【黒髪・雪女・耳なし坊一・茶碗の中】
上映時間3時間の中に、4つの話を入れたオムニバス。
全編にわたってテンポがゆったりしてるので、けっこう退屈しつつ鑑賞。
耳なし芳一の話がダラダラ長い。
途中で見るのやめようかと思わせたほどのだらだら。
演劇色の強い作品であり、ディフォルメされたセットと大仰な演技をどう捉えるかだが、気迫のこもった美しさは認めつつも、ときに行きすぎてマンガチックに感じられることがあり、いまいち物語世界に入り込めなかった。
しかしながら、全体的に見ると、やはり今の時代では見られないほど上品な映像が満載で、美しいホラー映画を見たという印象です。
ジャンルとしてはホラーですが、呪怨に出てくるお化けのような恐怖よりも、幻想的な和の雰囲気を堪能できます。
特に雪女の雰囲気は凄かった。