松原慶太

ハワイの若大将の松原慶太のレビュー・感想・評価

ハワイの若大将(1963年製作の映画)
3.2
若大将シリーズ第4作。今回はヨット部。加山雄三が洋楽を何曲か歌うが、けっこうサマになっている。

ハワイロケふくめ、かなりお金掛かっている。中盤、大学を辞めてハワイに行った青大将を追い、若大将もハワイ入り。澄ちゃん(星由里子)や主要キャストもワイキキに集結。

クライマックスの葉山でのヨットレースも、いままででいちばん派手で良い。

青大将は、今作あたりからすっかり三枚目キャラとなり、若大将の親友のような位置付けになる。それにともない、若大将から三枚目要素が消え、パーフェクトな二枚目に(これがじゃっかん気に入らない)。

初期作品では、青大将がデート中に女の子を襲うシーンが必ずあったのだが(それを若大将が救う)、青大将がいいやつにキャラ変したので、女の子を襲うのは赤マムシ(青大将の悪い先輩)の役目になっている。

ちなみに今作のみ、なぜか部活のマネージャー(江口君)を、いつもの江原達怡ではなく、二瓶正也(ウルトラマンの井出隊員)が演じている。
松原慶太

松原慶太