1月22日。
今年も、ヒース・レジャーの命日が来た。
生きていたら38歳。活躍してたことだろう。
この映画、何回観ただろう?
切なくて、もういいや。と思うのに、数年経つとまた観たくなる。
好き過ぎて。
ゲイの話。と言えばそれまでだが、これはもう、ラブストーリーの中の最高峰のラブストーリーだ。
舞台である、ブロークバック・マウンテンの風景が美しい。
寡黙なイ二スを、ヒース・レジャー。
明るいジャックを今も大活躍の、ジェイク・ギレンホール。
2人の逞しいカウボーイが、お互いの気持ちを持て余し、でも断ち切れない。
静かで熱い2人の20年を描く。
主役2人の演技が素晴らしく、ときめいたり泣けたり、観ていて心を激しく揺さぶられる。
アルマ役のミシェル・ウィリアムズが好演。
辛い妻の心情を見事に演じていた。
私生活でもヒースと付き合い子供もできた。
ジャックの妻はアン・ハサウェイ。
気丈な役が似合う。が、夫婦共に顔が濃すぎる!
ジャックの両親が素朴で良かった。
保守的なアメリカ西部の地で20年の間、ひっそりと熱く心を通い合わせた2人。
奔放で真っすぐなジャックに対し、周囲の目を気にして気持ちを抑え込むイニス。
最後に会った時からラストに至るまでのシーンは、いつも涙で曇って観ている。切ない。苦しい。
でも。幸せを感じる。全てが良し、と思える。
ブロークバック・マウンテンの思い出があるから。
打算のない純粋な愛、苦しく成就されない恋。
ヒース、ありがとう。