オープニングの時点で察した。
これは掴みどころがないやつだ。
いや、しばらく見ればちゃんと分かるようになっている可能性もあると託した一縷の望みも虚しく
やっぱり最後まで掴みどころがなかった。
日本映画の行間+カナダ映画の煙に巻く感+フランス映画の耽美的な何か=地平線が見えそうなくらい掴みどころがない…
とは言うものの、別に貶しているわけではなくて、そんな掴みどころがねえ雰囲気を浴びながら飽きずに最後までじっくり鑑賞してしまったという、摩訶不思議な映画だった。
これが芸術映画というならそうなのだろう。
こういう映画を嗜める人間に早くなりたいですね。
え?
ええそうですよ。
本当はね…
伊勢谷友介をねぶるように眺めたかった…ただそれだけなんですよ……
そしたら出だしからいきなり濡れ場でね…。動揺。。
最近気になっていた伊勢谷友介ですが、この映画を見て分かった。
私が一目惚れしたのは伊勢谷友介ではなく伊勢谷友介演じる高杉晋作、あるいは高杉晋作を演じる伊勢谷友介だったのだ。(※2010年時点の感想です)
でも一目惚れがゾッコン真剣マジお熱に転じるというのもままあることですから、今後もよく応援していきたいと思います。
彼は和製ケヴィン・ベーコンになれる素質があるよ(露出的な意味で)。
それから、やっぱり加瀬亮は同世代俳優の中で抜きんでています。
彼に出来ないキャラクターがあるとしたらどんな役なのだろうね?
――――――
2021年10月追記
伊勢谷くんが和製ケヴィンになるのは無理そうやね……