もっとこう、
限られた軍人七つ道具と知恵を駆使して窮地を脱する的な話だと思って
次々と襲いかかる難題をその都度
「そ、その手があったか〜！」
とカタルシスを覚える心づもりで観たんだけど、
別にそういう映画じゃなかった。
限界軍人の壮大なトラウマ走馬灯メンタル映画。
過労やアクシデントや攻撃で地雷を踏み外しそうになるピンチは多々あったはずなのに、そこに生まれるはずの緊張感が足りなかったのはそのせい？
あーーっとぉ！とんでもないピンチに地雷を踏み外し…たか！？いや、セーフ！！！セーフです。ここは盤石大丈夫だあ！
ってもっと脳内古舘を活躍させたかったです。
あと、ベルベル人の人がすごく良かった。
言葉は通じるのに話が通じない感じと、前半後半のギャップが。
【以下ネタバレあり】
なんならALONEになるまでのトミーに一番ハラハラしたわ。
死亡フラグを立てるばかりの男トミー。
お前マインスイーパで地雷原の歩き方練習してから来い。
画面を見ている限り明るく陽気なことだけが取り柄の男で、一蓮托生する相棒としては浅はかで迷惑だったから、死んだからってそんなに悲しみもなかった…
なんなら砂嵐で足元に寄ってきたとき
「よっしゃ！ツイてる！！そいつで地雷抑えろ！身ぐるみ剥いで生き残れ！最悪肉食え！」
って思った。
そんな軽薄キャラを生涯貫き通し、パニクって早合点してなんの貢献もなく勝手に死ぬくせに、死んでからインテリジェンス出すなや。
死ぬ前に出せや。
（マイクの幻覚だから仕方ないけど…）
