特濃ミルク

チェンジリングの特濃ミルクのネタバレレビュー・内容・結末

チェンジリング(1979年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 交通事故で妻と娘を失った作曲家が、心機一転、前を向いて生きていくために郊外の古びた館に引っ越すのだが、そこは怪奇現象が頻発する幽霊屋敷で…。
 自分なら有無を言わずに速攻で引っ越すだろうが、メンタルの強い主人公はその怪奇現象に積極的に関わっていき、「この幽霊は私に何かを伝えたがっている」という結論に到達、そしてそのメッセージの謎を解くために動き始めるのだ。だからこの作品は謂わばミステリー&ホラーというジャンルなのかな。
 ストーリー自体は典型的な幽霊屋敷ものでそこまで目新しいものは無かったが、ホラーな演出が丁寧かつ上品で楽しめた。特にあの風呂場に歪んだ顔が映るシーンなんかは良かったな。
 ラストにかけての爆発力も見事だった。本当に文字通り爆発したってのもあるけど、幽霊のフラストレーションもそこで一気に解放されるのがいい。何かまた「キャリー」も見たくなってきた。
特濃ミルク

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