すぽんてぃにあす

ドーン・オブ・ザ・デッドのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

生存する人物をグランドホテル形式で描くことで、ゾンビ=B級映画というイメージを覆したと言われる作品。

冒頭からとんでもなくスピーディーな展開!これは嬉しい。
ゾンビが走ると走らないでは別次元のモンスターですね。終始スリル満点でした。

なんといっても海外ドラマの「ウォーキング・デッド」シリーズのような詰め込み具合は素晴らしい。
ウォーキング・デッドは全て見たわけではないですが、ドラマが時間をかけて作り出す要素をたかが100分で描き出すなんて。
むしろ無駄なく欲しいところだけが描かれたことを考えると、よりスッキリ堪能できたように感じます。

個人的にあのドラマはゾンビという名のスパイスを効かせた「人間ドラマ」だと解釈しています。
この作品では、よりゾンビが主張できる幅を維持しつつ、人間ドラマも忘れてはならない、そんな印象。
食べ物に例えると人間ドラマがご飯で、ゾンビがカレーのルウ。見事なカレーライスに出来上がっているようでした。

語りたいことは山のようにあるのですが、とにかく自分の中のゾンビ映画の基準を覆すこととなった名作です!