Hagieen

花様年華のHagieenのレビュー・感想・評価

花様年華(2000年製作の映画)
3.5
ウォン・カーワイ監督、トニー・レオン、マギー・チャン主演。

アパートに引っ越してきて、隣同士になった既婚者の男女。
お互いのパートナー同士が不倫をしている事を察知する。
話をしていくうちにお互いの距離も近づいていく・・・

ウォン・カーワイらしい映像美と独特のアングル。本作は大人のしっとりとしたムードで、いつものクリストファー・ドイルのハンドヘルドなカメラワークはなりを潜め落ち着いた印象。
音楽が素晴らしく、全体としてゆったり浸る映画。
ストーリーも大きな起伏が無いので、ちょっと気持ちよくなってしまい寝落ちしてしまいがち。
※体力あるときに観るべきだったw

60年代の香港の女性のファッションは、あんなボディラインの出る服を日常的に着てたとすると結構窮屈そうだと思った。細身の人じゃないと辛い世界だな、と。
マギー・チャンは確かに似合っているんだけど、ジャッキー映画に出ていた感じの方がイイ。
トニー・レオンのにやけた感じも、どうも間男に見えて仕方ないw
この優男感はこの人の良いところでもあるが、弱点だとも思う。

自分的にはウォン・カーワイは『楽園の瑕』がフェイバリットなのだが、あれもアクション映画の体で、実態は男女の情を描き映像と音楽に浸る映画だった。不思議な麻薬のような映画で定期的に見る作品。

今作は初見なのでまだピンと来ていない。
『欲望の翼』やキムタク出演の『2046』は関連作品ということで、体力つけて挑むとしよう。
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