フランスのピエール・ショデルロ・ド・ラクロの恋愛小説「危険な関係」が原作。
妻を亡くした貴族チョ・ウォンは名うてのプレイボーイであった。彼の初恋の相手は従姉妹であったが、彼女チョ夫人はユ長官の妻となっていた。チョ夫人に子供ができないため、ユ長官は16歳のソオクを側室に迎えることに長い出張に出る。嫉妬に燃えるチョ夫人はソオクを誘惑し妊娠させれば褒美をやるとチョ・ウォンに頼むが、16歳の小娘など簡単にオチるのでつまらないとチョ・ウォンは取り合わない。今、チョ・ウォンが狙っているのは結婚式前に夫を亡くし、その後9年間も貞操を守る未亡人ヒヨン。ヒヨンを落とせるかどうかチョ夫人はチョ・ウォンと賭けをする、、、みたいなお話。
本作が映画初主演となるペ・ヨンジュンはさすが。プレイボーイ役をさらりと自然に演じあげています。
韓国映画特有の直球のエロスとドロドロした愛憎劇をうまく絡めた構成は悪くないと思います。
ただ先の読めるベタベタの展開に少し興醒め。もう一捻りあった方が面白いと思います。
韓流映画ならではの愛憎時代劇でした。
