ザ・ブルード／怒りのメタファーのThortaのレビュー・感想・評価

幼い娘に虐待の疑いがある妻ノーラを精神科医のもとへ預けた夫のフランクだが…

　ボディホラーの巨匠デヴィッド・クローネンバーグの初期作品。中盤にかけては『サイコ』系譜のジワジワ来るミステリー仕立てだが、ラストにかけての圧巻のボディホラーへ。

　この映画一番の恐怖は監督が離婚した妻と親権争い中に撮影されたこと。『怒りのメタファー』というサブタイトルが実に似合っている。男性から見た女性像の1つとして見て欲しい。