このレビューはネタバレを含みます
厭世観に苛まれ生きる意味を見いだせない19歳のハロルド、狂言自殺を繰り返すのが唯一の楽しみ。
そんなハロルドが79歳のアナーキーなおばあちゃんモードと出会う。
平気で自動車窃盗を繰り返したりする破天荒なモードにハロルドは徐々に惹かれていく、ていうか恋に落ちていく、笑。
ハロルドはモードのパンクな生き様に触れていくうちに徐々に自分の存在意義、そして、生きていく意義を見出していく。
大人へと成長していく通過儀礼的な事を描いた物語だと思うが、二人の行動がとにかくぶっ飛んでいて、これって、ただの迷惑じゃん、みたいな場面も。
アメリカではカルト的な人気らしいが、この独特の世界観を言葉で表現するのは難しいなぁ。
劇中のモードの台詞、モラルに縛られず自由に生きるのよ、が、この映画のテーマを一番よく捉えているのかなと。
ラストもなかなか良かった。