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ロミオとジュリエットのanzuのレビュー・感想・評価

ロミオとジュリエット(1968年製作の映画)
4.4
"ロミオとジュリエット"の戯曲を忠実に優美な映像として仕上げていて、私にとって大切な作品となった。お気に入りの箱に仕舞って置きたくなるような。まずレナード・ホワイティングとオリヴィア・ハッセーは適役だと思った。だって大人になりきれていない少年と少女の初々しい表情や目の輝き、芯の通った愛を貫く姿がこんなに美しく映るんだもの。あと2人のイギリス英語は聴いていると、映画を忘れ詩の深い心情に触れたような感覚。観終わっても"言葉"の余韻が残る。ロミオがジュリエットに一目惚れして口づけを手に入れるまでの台詞が大好き。何度だって観てしまう。

古典的な戯曲を再現したロミオとジュリエットの映画
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