原作は桐野夏生の小説で、現実にあったアナタハン島事件をモチーフにしてます。
結婚20周年の記念に船旅に出た清子とその夫は遭難し無人島に漂着。その後、与那国島での過酷な労働から逃げ出した男たちのグループも遭難し、合流。そんな中、清子の夫は崖から落ちて死亡し、多数の男達の中で女性は清子独りという暮らしが始まる、、、みたいなお話。
なんて言えば良いのか、まあ、要するに面白くないです(笑)。
原作は未読ですが、多分、もっと過激な内容だったんじゃないかなぁ。
それを映画用にだいぶマイルドにしたような跡が観受けられます。
主演は木村多江ですが、もっと腹黒くてタフな悪人を演じられたら良かったのですが、イマイチパンチが弱いです。
その他のキャストもイマイチ。
みんな「良い子ちゃん」ですよね。
もっと動物的というか野性的なキャラが多くても良いような。。
唯一、染谷将太だけが別格ですね。ショックにより二重人格になった青年を物凄く上手に演じてます。
ストーリーもかなり平和的で、悪くいうと退屈。
ラストもなんだかなぁ。
とてもじゃないけど、おススメ出来るような映画ではないです。