ひろ

マイティ・ソーのひろのレビュー・感想・評価

マイティ・ソー(2011年製作の映画)
3.5
マーベル・コミックの作品「マイティ・ソー」を原作として、ケネス・ブラナー監督によって製作された2011年のアメリカ映画

「アイアンマン」「インクレディブル・ハルク」「マイティ・ソー」「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」といったマーベル・シネマティック・ユニバースという世界を舞台にしたアメコミ映画が次々に製作されている。2012年公開の「ジ・アベンジャーズ」への伏線となっているんだけど、少しずつ関連性を見せて期待感を煽ってるのが憎たらしい。

マイティ・ソーはアベンジャーズの中でもずば抜けて強い。なんせ神だから。原作だと人間にされて医者として生きている設定なんだけど、その部分は省略されてしまっている。俳優としても有名なケネス・ブラナー監督。シェイクスピアをこよなく愛する監督がアメコミ映画を撮ることに驚いたけど、いい意味で劇的に仕上がっていてよかった。

この作品も主要キャラを若手に演じさせるという近年の流れに乗っていて、ソーをクリス・ヘムズワース、ソーの弟ロキをトム・ヒドルシトンというフレッシュな俳優が起用されている。クリス・ヘムズワースはマッチョ好きな女性にはたまらないでしょう(笑)

ヒロインのジェーンを演じたナタリー・ポートマンがとにかく可愛らしい。「ブラック・スワン」「抱きたいカンケイ」という違ったジャンルのヒット作に出演し、アメコミまで出演してヒットさせているのは、俳優として絶頂期と言っていいだろう。

オーディンを演じたアンソニー・ホプキンスは、正直、アンソニーだって気づかなかった。この役なら誰でもよかったような。ハリウッド初出演の浅野忠信は、台詞が少ないから英語の心配はなかったけど、思ったより出てこないからがっかり。必ず登場するサミュエル・L・ジャクソンもエンドロールに登場する。
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