愛すべき無駄映画。
こういうのが究極的に贅沢だよね。すき。
"コーヒー"だって"シガレット"だって、それは単なるツールでしかなく、それを介して繋がる人、生まれる会話、出来上がる空気感、たとえそれに深い意味がなくても、それがあるというだけで十分過ぎやしないだろうか。
テイストは違えど『バグダッドカフェ』とか『ダージリン急行』とかと本作は同じ感想を抱きがち。
生産的で効率的な人生なんて何も面白くないもの。
よくわからない、つまらない、けど心地良い、これが本作に対する最高級の褒め言葉ではないだろうか。
忙しなく時代は進んでも、これをボーッと観る時間が幸せだと思える人生であり続けるよ、私は。