劇場版まで…観てしまった。
すっかり…ファン…。笑
ある日偶然見たアニメ『からかい上手の高木さん』
その平和すぎる世界と、真っ直ぐすぎる純粋さが愛おしく、気付けば新エピソード、原作新刊をも楽しみにするように。
映画としては、完全なるファン向け…というより、高木さん製作委員会という名のファンメイド。笑
そして、もはや「からかい上手」の高木さんでもなく、高木さんと西片の青春ラブストーリーであるわけだが…シンプルに面白かったと言ってしまう。
完全無欠の高木さんが、ここまで西片のことが好きなのは何故だろうと思うけど、本作はまたひとつその理由を垣間見せてくれた気がする。
私が思うに、高木さんは西片の視点に、ある種の尊敬や憧れと、恋心を抱いている気がする。
彼の美しいものを美しいの言える正直さ、綺麗なものを綺麗と讃えられる誠実さ、それは「からかってしまう」高木さんには持ち得ない、西片最大の魅力であるように思う。
劇中に見る、子猫とのやり取り、子供とのやり取り、そして…つい「からかってしまう」高木さんに対する、「からかい」ではない西片の言葉。
○○だから好き、なんて単純な仕組みで人を愛するわけではないけれど、高木さんの西片に対する、ひとつの大きな愛は、そういうところにあるのかなぁなんて。
あくまで"アニメ映画" "劇場版"ではあるのだけど、へたなラブコメより私はとても好き。
主人公たちは中学生ながら、そのブレない価値観と、真っ直ぐな想いがある。これは不条理すぎる現実で生きる私たちの心を掴んで放さないぞ。。。