ひろひろ

ガタカのひろひろのレビュー・感想・評価

ガタカ(1997年製作の映画)
5.0
SF映画の最高傑作と言っても過言ではないガタカ。

たまに異常なほど本作が好きな人、いますよね。笑

その練りに練られた作品の世界観と物語設定に、これが近未来か…と謎の納得感を持ってしまうが、こういう映画はのめり込み過ぎるのも危険だよね、日常生活に支障をきたすよね、とも。笑

「適正」とか「不適正」とか、本来そういうものって比較対象があって成立するもので、線引きによって分けられるものではないと思うんだ。だから、この視点から見れば「適正」だけど、別の視点から見たら「不適性」になることもあると思うんだけど……現代の神としてその頭角を表すAIの力では、その明確な線引きが意図も簡単にできてしまうんだよな。

ましてそれを、遺伝子操作で確実なものにするならば…いや、できるならば、、、。

間違いなく希望のある映画。
でも、それは警鐘という意味を含んだ希望であると思う。私たちは未来をどう作るべきなのだろうか。

私はこの生きづらく不条理だらけの世の中が好き。
ひろひろ

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